谷川俊太郎・塚本やすしの著書「歌」を読んで
今週のお題 おうち時間2021
こんにちは、yui です。
ブログを初めて4日目となりました。どうぞよろしくお願いします。
今回は、大好きな谷川俊太郎さんの詩を題材に、塚本やすしさんが絵を描いた「歌」という作品をご紹介します。
出会い
私が初めて谷川さんの詩を素敵だなと感じたのは、小学校の国語の教科書のおそらく一番最初のページに載っていた「朝のリレー」でした。世界の朝に想いを馳せる壮大さにやられますね。学校で緯度と経度を習った時にも、この詩を思い出して問題を解いていました。大人になってからも、憂鬱な朝、朝陽にウインクしたりしました。子どもの頃に感じた感動は大人になっても色褪せません。リレーは続きます。
さて、本題の「歌」についてですが、この本には、たまたま立ち寄った本屋で偶然出会いました。実際に手に取っていただきたいということと、私は作者ではないので詩や絵の掲載は控えます。ですのでこの本を読んで素敵だと感じたことや感想をお話しします。
私が感じたこと
まず、私は音楽が大好きです。そして本も好きですが、中でも特に詩集が好きです。それはきっと詩に歌を感じるからだと思います。逆に音楽はスピッツさんやmaco maretsさんのような音楽が好きです。それはきっと詩を感じるからです。
この本は、大好きな谷川俊太郎さんが、大好きな「歌」について詩っている本なので、出会ってすぐに手に取りました。
カバーには丸く穴が開いており、小窓から宇宙を覗いているような気持になります。
そして開くと、私はお母さんのおなかの中。この詩は、生まれる前から死ぬ時までを、1つの詩で語ります。そこには常に「歌」がありました。
どれも素敵な絵ばかりですが、最も象徴的な宇宙の絵は表紙を含めて3枚登場します。どれも地球を描いています。私が「朝のリレー」で想いを馳せたまあるい地球です。
この本の中には、絵だけのページもあります。静けさと同時に、その絵から言葉にならない想い、「歌」が届けられます。
歌は溢れ出す想いのようです。音楽に詩を感じるという以前に、歌に想いを感じるのですね。語るように歌う人の歌は胸にストレートに響きます。悲しい歌なんて特にそうです。
谷川さんご自身の思う、「歌う」ということ、そのことにこの本を通してより深く触れることができました。
改めて、世界に心を開いていたい、死ぬまでずっと歌っていたい、そう思いました。
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